第96回 雷電スーパープレイヤー列伝 その2
ども、池田@雷電です。
「雷電シリーズ」凄腕プレイヤーさんにスポットをあてた取材記事・・・その名も「雷電スーパープレイヤー列伝 その2」をお送りします!今回登場していただくのは、「雷電攻略DVD」にて「雷電II」プレイ映像を担当し、そのほかにも、数々のシューティングゲームタイトルでハイスコア全国1位を獲得した、スーパープレイヤー「ふるえんも」さんです!
●スコアネームを教えてください。
MOL=CKDF=ふるえんも
●主なスコア遍歴を教えてください(他ゲー含む)。
雷電シリーズは初代2周目7面、Ⅱは4周目8面、
DXは上級スタートで9面経由→2周目5面あたりまで。
点数までは、はっきりとは…(汗
過去の全国1位履歴(ゲーメスト及びアルカディア)は、
・バイパーフェイズワン(Newver.)
・ストライカーズ1945Ⅱ(フライングパンケーキ)
・バトルガレッガ(4号機)
・コズミックスマッシュ
・魔法大作戦(チッタ、ガイン)
・ギャラガアレンジ (ナムコクラシックコレクションvol.1)
集計してないものでは、スターフォース2000万点OVERほか。 スコアとは違いますが半年前より QMAを始めてⅤで天青賢者までやったりしてました(笑)
●雷電シリーズとの出会い。
スーパーファミコンの「雷電伝説」です。 面クリアのボーナス集計時(動けない)に敵の弾に当たってビックリしてカセットを投げ、 その後雷電Ⅱにアーケードで出会って出来のよさに2度ビックリ。 アーケードの初代をやったのは、そのだいぶ後です。
●雷電をプレイしていたゲームセンター名を教えてください。
Ⅱに関しては、「TVボンバー」という天王台のゲーセン(今はもうありませんが…)。
あとは「ゆにろーず」という、かつて国道6号沿いにあったドライブインのゲームコーナーで。 24H営業、他のゲーマーが来ない、Ⅱが出た当初から100円3回設定だったので、稼動当初、特にすいてる夜中を狙って張り付いてました。ただ、裏に置いてあるJJスコーカーズのデモから流れてくるドラゴンの 「ヴーオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ー(尻上がり)」という恐ろしく気味の悪い雄叫びが 薄暗く誰もいない中響き続け、なんだか集中できなかった記憶があります。
●雷電シリーズプレイ当時のエピソードなどがあれば教えてください。
雷電Ⅱをノーミスノーボムできた辺りで攻略ビデオを作りたくなり、サンダーフォースⅣのマニアックをやりこんでたゲーム仲間等と同人サークル「CKDF」を立ち上げたのが、一番印象深い出来事です。 これをきっかけに、別地域の凄いスコアラー様他いろんな方々と知り合うことができました。
●雷電シリーズの魅力を教えてください。
Ⅱのアイテムキャリアが地面に落下した時などの重い爆発音は、これまでやってきたゲームの中で1番好きな音です(笑) その他色々ありますが、詳しくは後述のコラムで。
●初心者の皆さんへ雷電シリーズ上達のアドバイス(秘訣)を!
それでは、弾避けに関して… このシリーズは現在主流である、緩やかな弾幕の間を縫って避けるのがメインな他のSTGとは違い 比較的速い弾を能動的に誘導し、追い詰められる前に切り返すための隙間を「作って」いくことが非常に重要となっています(特にザコ戦)。 敵の出現位置と弾を吐くタイミングさえ覚えれば、自然と切り返しの作り方が見えてきて非常に楽しいプレイが出来ると思います。
<ふるえんも氏によるコラム 雷電シリーズの魅力>
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みなさんは「雷電の魅力」と問われればどのようなものが思い出されるでしょうか。敵の隙を突き接近して(乗っかって)のショット連打の爽快感、やたら重く響く爆発音、 横からピンポイントで刺してくる戦車の憎たらしさ、地味に凄いドットの描き込み(特にⅡ、DX)、独特の哀愁漂う曲、それに非常にマッチした鈍重で重厚なキャラクター群と演出… 自分にとってはいくらでも出てきますが、 とくに印象深いのは初代、Ⅱ、DXでのショット8段階におよぶパワーアップと、 それでいて死んで全くの初期装備に戻ってしまっても、練習を重ねればフル装備で復活できる面構成バランスの絶妙さだったりします。
例えば… 慣れてくると2面後半で最強装備となり、3面でその火力の凄まじさを満喫することはできるけど 3面後半の難所や、ボスのそれまでとは次元の違う強さに殺られて全てを散らす…だけどボロボロで辿り着いた4面は火力が弱くても気をつければ何とか進める場であり、 頑張れば5面の中盤以降の難関までにフルパワーで立て直すことが可能。 極めてニクい面構成。 初代、Ⅱ、DXは共通してその構造を持っています。いずれかのタイトルで5面まで行ったことのある方ならば、分かっていただけると思います。
ようやく辿り着いた最強状態の快感とそれが少しのミスで奪われかねない緊張感、 そして死んで最弱化する絶望。それを乗り越え、 長い時間のかけての復活によるこの上ない達成感と安堵…熟練度が高まれば、2~5面に限らず全ての面で味わえます。 パワーアップが大変だからこそ生まれるこの感情刺激サイクルは ゲームオーバーになるまで全く途切れることなく続き、1クレジットの間で極めて多大な充実感を与えてくれます。 本当にSTGが好きな人ならば、少しでも長く最強であることの執着を掻き立てられ、 復活できずに終わっても「もう少し生き延びられたら…」と再び挑戦したくなるはずです。 これが自分の、雷電に対してもっとも感じている「雷電の魅力」そして「雷電らしさ」です。
最近のSTGは、コンボや倍率がけ等の生存とは逆行するパズル要素を競うものだらけでこういった生き残ること、死の淵から這い上がること等原始的本能に直接訴える魅力を持つものが ほとんど無くなってしまって残念に感じています。 そして死んでもすぐ最強で復活し、ただ1機減るのみで死の重みが薄い… (死で掛かっていたスコア倍率が消失、等も重みではあるけど復活の苦難や楽しさとはほぼ無縁)勿論、パズル要素の強いSTGも無くてはならないものではありますが…
もしこれを読んでくれた方が初代、Ⅱ、DXを未体験で、 それらを今後プレイすることがあれば是非、この部分に着目してプレイして欲しいと思います。今のゲームにはない、独特の緊張が味わえるはずです。
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以上、「ふるえんも」さん、誠にありがとうございました!氏の「雷電IIスーパープレイ」は、こちらのDVDで確認できます!機会があれば是非チェックしてみてください。(サンプル動画はこちら)次回「雷電スーパープレイヤー列伝」をお楽しみに!引き続き当ブログを宜しくお願い致します。
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