第98回 雷電スーパープレイヤー列伝 その3
ども、池田@雷電です。
「雷電シリーズ」凄腕プレイヤーさんにスポットをあてた取材記事・・・その名も「雷電スーパープレイヤー列伝 その3」をお送りします!今回登場していただくのは、「雷電III攻略DVD」のシングルプレイ映像を担当し、そのほかにも、古くから数々のアーケードゲームタイトルでハイスコア全国1位を獲得している、スーパープレイヤー「まい'ん 」さんです!
●スコアネームを教えてください。
木之本 まい'ん
●主なスコア遍歴を教えてください(他ゲー含む)。
※全国1位を獲ったことがあるタイトル名のみ表記(順不同)
・雷電III
・雷電II
・弾銃フィーバロン(ノーマルモード:魚太郎)
・ドギューン
・逆鱗弾(C-Type)
・中華大仙
・ステッガーI
・ストライカーズ1999(AV-8)
・A.S.O 1000万点+α(雑誌未掲載)
・闘いの挽歌
・剣豪
・私立ジャスティス学園
・STREET FIGHTER ZERO3(バイソン、バルログ、ベガ)
・龍虎の拳2(ユリ)
・WORLD HEROES 2(マッドマン、ラスプーチン、エリック)
・ダークシール(騎士、魔法使い)
・プリクラ大作戦(キララ、クララ)
●雷電シリーズとの出会い。
最初は初代雷電でした。そのとき勤めていたゲーム会社の筐体に入ってたのを見たのが最初です。
●雷電をプレイしていたゲームセンター名を教えてください。
初代雷電は、テクモランド武蔵境店(閉店)
雷電IIは、ヒノーズ下井草店(閉店)イーグル田無店
雷電IIIは、プラボ中野店、Game in えびせん
雷電IVは、プレイシティキャロット巣鴨店 でした。
●雷電プレイ当時のエピソードなどがあれば教えてください。
・初代雷電は当時連射装置無し部門でハイスコアを狙ってプレイしてたんですが、3周目2面で痛恨のミスをかまして結果的に1000万点に届かず、その時の〆切で某プレイヤーさんに先に達成されてしまった苦い思い出があります。プレイが終わった後、荒れて床を叩いて拳を傷めてすごく腫れあがってしまったとか…あの頃は若かったです。
・雷電IIでは星白金-HIRくんと一緒にロケテスト時から超やりしてて、発売されてからも二人で同じようなペースで進んでて、どっちが先に1000万出してもおかしくない状況になってました。 そんな中、紙一重の差で、自分が先に1000万点を達成できたのは金星的な良い思い出です。
・雷電DXは丁度その時期の仕事が修羅場ってましてゲームから遠ざかってたこともありほとんど遊べず仕舞いでした。
・雷電IIIに関しては下のコラムの方で。
・雷電IVも遊んではいたのですが、「スコア稼ぎのシステム」が自分の好みとあわなかったりして・・・一応、2周目5面までは進めるようになったんですが、やめてしまいました・・・ごめんなさい(笑)
●雷電シリーズの魅力を教えてください。
自分の場合は、「ワイドショットとレーザーという装備の魅力」と、やればやるほど型に嵌めやすく、まるで「自分がゲームそのものをコントロールしているような感覚」を楽しめるところです。
●初心者の皆さんへ雷電シリーズ上達のアドバイス(秘訣)を!
まず、「雷電」に限らず、「シューティングゲーム攻略の基本」として敵の出現順番をゲーム全体の7割ぐらいは暗記しましょう。 頭で覚えるのが苦手な人は反復練習で身体に覚えこませるぐらいの意気込みでプレイに望みましょう。クリア目的であれば、ミスする可能性が2割以上の場面で迷わず「決めボム」を。このスタイルをきちんと実践できれば1周クリアだけならば割と早いと思います。 スコアを意識し始めるとやはり、「ボムを温存」というスタイルになるので、要所要所の「弾の避け方」ひとつにも精度の底上げが必要です。 常に挑戦的な試みを実践し、その結果ミスをしたとしても「輝ける未来への必要経費」と割り切る心の強さも必要ですね。 そういったプレイの積み重ねが、誰でもない、自分自身のシューティングスキルを大きく育てる「礎」、「力」となるのですから。
<まい'ん氏によるコラム 雷電IIIの魅力>
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今思い返してみれば、雷電IIIとの出会いは正直、良い出会いとは言えませんでした。だって、1面道中の爆発演出に隠れて見えなくなった敵弾にやられたり、2面ボスのトリッキーな敵弾に惑わされゲームオーバーにさせられたり、とか散々・・・。自分の中では大抵のシューティングゲームのロケテストは初見プレイで4面到達が定番のはずだったんです・・・だから個人的に「雷電III」のファーストインプレッションは最悪でしたよ。
ほどなく、当時のホームゲーセンである「プラボ中野店」に「雷電III」が入荷したので「ロケテストの借りを10倍返しにして、自分のモノにしてやる」ぐらいの思いを掲げ、独りっきりの攻略を始めました。 残念ながらプラボ中野店にはゲームの録画環境がなかったので、常に「メモとペン」をコンパネの上に置いて、面クリアするたびにクリア時の点数とプレイ中に気になったポイントを逐一、記録してました。他のお客さんが並んでないときはチャンスとばかりに張り付いて研究を続け、調子がノッてるときはジュースとトイレタイム以外で席を立たず、12時間ほど筐体に座っていたこともありましたね。
研究中は、辛いことや涙もいっぱいあったけど、驚くような「ネタ」を発見したり、自分だけの「カッコイイ張り付きパターン」を作ったり・・・といった楽しい思い出もいっぱいいっぱいありましたね。その後、なんとか誌上で雷電IIIのハイスコア全国1位を達成することができたのですが、一仕事やり終えた気分も覚めやらず・・・ まだまだ尽きない「稼ぎネタ」を抱えていたので、さらに高みを目指し、プレイを継続していたんです。
こんな自分と「雷電III」との蜜月ともいえる熱い時間を過ごしているときに、INHさんから「雷電III攻略DVD」プレイのお話を頂きましたっけ。 この頃、近所に今では有名な「Game in えびせん」というゲーセンが開店したこともお話を請けた理由の一つでした。 店長にも映像収録協力の承諾をしてもらい、この時から納得できるスコアを目指して毎日プレイを録画し続けました。
収録中はスコアが繋がっているのにラスボスに負けることが片手で数えても足りないほどあり、そのたびに激しく凹んでました。 あのときは収録〆切日が刻一刻と迫ってたこともあり、プレッシャーも半端じゃなかったです・・・趣味の世界とはいえイチ社会人としてはやっぱ納期厳守ですから(笑) どんなに苦しくでも誰も自分を助けてくれるわけもなく・・・頼みは自分の腕と運しかない訳です。 ココ一番の勝負弱さに定評のある自分自身に嫌気さえ感じた辛い時期でもありました。
そんな日々の中、「DVD映像」として公開しても恥ずかしくないスコアをなんとか達成できました。 過去にも数々のゲームで、幾度となく全国1位のハイスコアを出してきましたが、このときだけは、かつて味わったことのない達成感と充実感がありましたね。 「ゲームってやっぱり楽しい! 雷電IIIを続けてやってきてよかったー!」って感じで、独りジーーーンと感動してました。 残念ながらこの時出したスコアは、数ヵ月後に追走してきたSAK氏に抜かれてしまいましたが、あの時の「雷電III」への熱い思いは輝かしく燦然とした光を放って今でも心に刻まれています。
「雷電III」は他の「雷電シリーズ」に比べれるとクリア自体は簡単な部類だと思います。 でも、クリアで満足せずにやり続け、やり続け・・・そう、他人が呆れるくらいやり続けることで、ある一線を超え、「魅力的な奥深さを秘めた 新しい世界」が見出せるゲームなんです。 こんな良いシューティングタイトルが今となっては、ほぼゲーセンで見かけることが無くなったのは悲しい限りです・・・
最後に・・・世界で自分ただ独りきりになったとしても、これだけは言わせてください!
「雷電III 最高っ!!!」
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以上、「まい'ん」さん、誠にありがとうございました!氏の「雷電III」への情熱がこもった、スーパープレイは「雷電III攻略DVD」でバッチリ確認できます!(サンプル動画はこちら) 機会があれば是非チェックしてみてください。次回「雷電スーパープレイヤー列伝」をお楽しみに!
引き続き当ブログを宜しくお願い致します。
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